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コースマネジメント
の極意
Hole No.1 前編
Hole No.1 後編
Hole No.2 前編
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Hole No.3 前編
Hole No.3 後編
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Hole No.6 前編
Hole No.6 後編
Hole No.7 前編
Hole No.7 後編

コースマネジメントの極意〜コース攻略を考える〜

6.Hole No.3 谷越えのロングホール後編

どんなに飛ばす体力と技術があっても、ただやみくもに打っていくだけではスコアにはつながりません。また、たとえ飛ばなくても技術が未熟でも、状況判断とそれに応じた攻略法を正しく選択していけばおのずとスコアはまとまって来ます。 ゴルフは知的ゲーム。そこがゴルフの面白さでもあります。

ここではコースマネジメントの基本を学びます。ちょっと考え方を変えれば、ゴルフはもっと楽しくなります。

レイアウト図 参照1
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参照2
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参照3
参照3

3.それではスタート

実際にAさんがプレーした様子を見ていきましょう。あなたも一緒にプレーしているつもりで自分なりに考えながら読んでみてください。

第1打目 ティショット

戦略どおりに木の左にある的を目標にします。そこまでは約210ヤードですが、Aさんは打ち上げなので大きめにと考えてドライバーを選びました。
風はほとんどありません。ただ打ち上げのショットなので上げようとする動作が入りやすくスイングに上下動が生まれがちですので気をつけましょう。
ここは左のOBが怖いですね。スライスが持ち球のAさんは、普通に打ってスライスしても右サイドは広くなっていますので安心してアドレスに入りました。

ナイスショット!球はストレートにぐんぐん飛んでいきました。おっと!ちょっと飛びすぎてるようですが、大丈夫かな・・・

第2打目 セカンドショット

予定よりも飛んでしまい、あともう少しで谷へ落ちるところでした。
そのせいでやや左足下がりのライとなってしまいました。
ここからフェアウェイとグリーンが見渡せますが、かなりの打ち下ろしと変わったホール形状にびっくり。戦略どおり山の中の的を狙うことにしましたが、さてここで悩んでしまいました。ヤーデージ杭を参考に、風、打ち下ろし、ライ・・・いろいろな条件を考慮して150ヤード打つことにして6番アイアンを持ちました。

あっ!ひっかかってしまったようです。球は左の方へ飛んでいってあれあれ、バンカーも越えてOBへ吸い込まれていってしまいました。残念!
左足下がりだったのでスライスがでるのですが、右サイドの大きく広がる谷に行きたくないという気持ちがひっかけを生んでしまったようです。目の前の状況に気をとられて、奥はOBになっていることも忘れてしまっていたのでしょうか。加えて持ったクラブもちょっと大きかったようです。

第4打目 OBの打ち直し

今度は失敗はできません。クラブを7番アイアンに代え、目標ももっと右にしました。
連続OBだけは避けたいですし、失敗してもOBよりも右の谷ならリカバリーもなんとかできるというように考え方を変えました。
バシッ。とにかくOBをしたくないとう気持ちが、絶対に左へいかないぞというスイングになって表れました。案の定スライスボールです。球はどんどん右へ曲がって谷へ落ちてしまいました。でもまたOBよりはましです。最初からこの作戦にしておけばよかったとちょっと後悔・・・。

第5打目

谷からの打ち上げです。もちろんグリーンの面は見えませんし、目の前には大きなバンカーが迫っています。距離的にはさほどないのですが、ものすごい左足上がりでピンもみえず、どれくらい振ったらいいのかわかりません。
うーん、30ヤードくらいかな・・・。Aさんはサンドウエッジを持ってヤマカンでハーフショットしました。

バサッ。フェアウェイではなくラフですので、ややクラブの抜けも悪かったようです。球はあまり飛ばず、グリーン手前のバンカーへ。

第6打目

バンカーショット
もうこうなってしまうとAさんも冷静さを失ってしまったようです。素振りもせずにバンカーへ入り、思いっきりクラブを振りました。

なんとかバンカーを脱出することはできましたが、ピンそばとは言えない距離が残りました。2パットでようやくこのホールを終了しました。
6オン、2パットの8でした。

4.まとめ

結果総括

なんとも大変なホールでしたね。このような複雑なホールはミスをするとハマってしまいますから、ミスを最小限に抑えかつミスをしても大きく傷を広げないように冷静な判断が要求されます。
Aさんの場合、セカンドショットのOBが痛かったですね。心理的にもOBをしたことで冷静さを失い、ミスを重ねてしまいました。第5打目のショットはラフであることと、かなりの左足上がりなのでクラブをアドレスしたときのロフトが大きくなります。その結果飛距離が落ちてしまうのです。サンドウエッジを持ったのは良いのですが、見た目の距離よりも大きめに、フルショットでもよかったくらいです。とにかくグリーンにのせておきたかったですね。
普段のAさんなら、それくらいのことには気がついていたはずですがOBの心理的影響が出てしまったようです。

学ぶべきポイント

このホールで一番難しいことは距離の判断でした。Aさんもそれはよくわかっていて、いろいろな条件を分析し判断したつもりが結果的には失敗に終わってしまいました

ここでAさんに足りなかったことは、作戦で迷ったときにはミスしても傷が浅い方を選択するということです。すなわち、ティショットでは距離の判断上、ドライバーを選択したわけですが、大きかったことで左足下がりという難しいライになってしまいました。ティショットの距離が短ければ左足上がりだったわけですが、この2つのライを考えると後者の方がやさしいと言えるでしょう。
また、問題のセカンドショットですが、これもやや大きめの6番アイアンを選びました。大きければOBで短ければ谷ですから、これも後者の方がやさしかったわけです。
なかなか考えることが多くて大変ですが、あともう一段階先を考えていく余裕が欲しいですね。

次のホールはがんばりましょう。

2001年12月2日