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コースマネジメント
の極意
Hole No.1 前編
Hole No.1 後編
Hole No.2 前編
Hole No.2 後編
Hole No.3 前編
Hole No.3 後編
Hole No.4 前編
Hole No.4 後編
Hole No.5 前編
Hole No.5 後編
Hole No.6 前編
Hole No.6 後編
Hole No.7 前編
Hole No.7 後編

コースマネジメントの極意〜コース攻略を考える〜

4.Hole No.2 長いミドルホール後編

どんなに飛ばす体力と技術があっても、ただやみくもに打っていくだけではスコアにはつながりません。また、たとえ飛ばなくても技術が未熟でも、状況判断とそれに応じた攻略法を正しく選択していけばおのずとスコアはまとまって来ます。 ゴルフは知的ゲーム。そこがゴルフの面白さでもあります。

ここではコースマネジメントの基本を学びます。ちょっと考え方を変えれば、ゴルフはもっと楽しくなります。

レイアウト図 参照1
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参照2
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参照3
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3.それではスタート

実際にAさんがプレーした様子を見ていきましょう。あなたも一緒にプレーしているつもりで自分なりに考えながら読んでみてください。

第1打目 ティショット

まずは戦略どおりに左の山すそを狙ってドライバーでティショットを打ちます。風の状態はどうですか?このティショットは距離が欲しいですから、フォローだとありがたいのですが、今日は残念ながらややアゲンストの風が吹いています。 余計に飛ばしたくなったAさん、素振りにも気合いが入ります。

バシッ!やはり力んでしまったのか、球はスライスのようです。風にも負けて減速していきました。「早く落ちろ!」と思わずAさんは叫びました。
球はどんどんと右へ曲がっていき、右の林の中へ入ってしまうのではと心配しましたが、なんとかカート道ぎりぎりのところへ落ちました。でも飛距離は伸びず、予定よりも長いセカンドショットが残ってしまいました。

第2打目 セカンドショット

最初に立てた戦略では左サイドへティショットを打ってくる予定でしたが、反対の右サイドへきてしまいました。おまけに飛距離も足りず、残りは180ヤード。これに上りの分を入れると190ヤード近くを打たねばなりません。Aさんの飛距離では5番ウッドになりますが、ウッドでグリーンを狙うには・・・ちょっとAさんはもう一度グリーン周りの状況を思い出してみました。
そうです。右サイドはOB方向へ傾斜していましたね。おまけにバンカーもあります。スライスしたらOBになってしまうという危険もあります。この状況ではここからピンは狙えません。それならグリーンの左を狙うか・・・と考えたAさんでしたが、左には大きな木とバンカーが2つ。これもやっかいそうです。
それなら戦略変更です。無理して突っ込むよりも刻む方法を選ぶことにします。 フェアウェイの左サイドの平らな部分へセカンドショットを打つことにしました。距離は中途半端ではミスしやすいので、サンドウエッジでフルショットできるくらい、Aさんの飛距離で60ヤード前後を残すと約130ヤードほどです。

Aさんは8番アイアンを手にして、左サイドの平らな部分を目標にショットしました。刻みのショットですから、なんの気負いもなく打てたのでしょうかナイスショット! 方向はやや右でしたが、このへんまでくるともう右の傾斜はかかっておらず、ピンをまっすぐに狙える絶好の位置へきました。

第3打目 サードショット

残りの距離は約60ヤード。戦略どおりです。ピンとの間にはなんの障害物もありませんし、真っ直ぐに狙えます。あとはサンドウエッジでフルショットするだけです。 このようなショットは早く結果がみたくて、ヘッドアップしがちです。ゆっくりとしたリズムでしっかりと頭を残すことを意識しましょう。

ビシッ!ナイスショットがでました。球はピンへ向って真っ直ぐに飛んで行き、なんとピンそば1.5メートルへつけました。

第4打目 パーパット

すばらしいサードショットのおかげでここまできたのですから、このパットはなんとしても沈めておきたいところです。ラインもまっすぐですから、落ち着いてヘッドアップに気をつけて・・・

コツッ・・・カラン。入りました!すばらしいパーセービングパットでした。 3オン1パットのパーです。Aさんよかったですね!

4.まとめ

結果総括

このホールは380ヤードですが、だらだらと上っていることを考えると400ヤード近くになり距離も長く、非常に難しいホールでした。ハンディキャップ2という難易度の高いホールでしたので、アベレージゴルファーのAさんにとって、このホールのパーはバーディと同じくらいの価値があったと言えますね。
このような難しいホールはとにかく欲張らず、安全にいくことです。無理をするとあとで手痛い結果が待っています。1つのミスが1だけでなく2にも3にもなって返ってくるのです。

最初に考えた戦略どおりにはいかなかったけれどいい結果が生まれたというのは、やはりホールの罠をしっかり認識していたということが大きいでしょう。だから途中で戦略を変更せざるを得ない状況になっても、冷静に的確な戦略が立てられたわけです。 ティショットを失敗した段階で、戦略を練り直し、思い切って刻む作戦を立てたことが成功につながりました。

学ぶべきポイント

横に細長く奥行きのないグリーンというのは距離感がとても難しくなります。加えて奥はOBですから、手前から花道を使って攻めるのがベストです。

その点、Aさんはサードショットにフルショットできる距離を残したことが良かったといえるでしょう。セカンドショットでウッドを持ち、いけるところまで打つという方法もありましたが、グリーン周りにはバンカーがありましたね。右のバンカーはアゴが高く、左のバンカーはピンまで距離があります。どちらに入れてもピンに寄せることは難しい状況でした。
奥はOBですから、ハーフショットなどの距離感の難しいショットはプレッシャーがかかります。インパクトで緩んでダフッたり、スイングが早くなってトップするなどのミスが出やすいわけです。
サンドウエッジのフルショットなら球も止まりやすいですし、ピンも狙っていけますね。無理をせず、安全なルートを選んだことが気持ちを楽にし、いいショットへとつながりました。

さあ、次のホールへ行きましょう。

2001年10月28日