上達への道〜ゴルフの基本をWEBで学ぶ〜
14.クラブ別ショット
アイアン
アイアンクラブは通常2番から9番まであります。メーカーによってはウエッジにあたるものを10番、11番などとしているところもありますし、1番アイアン(ドライビングアイアンともいう。)を作っているメーカーもあります。
1)クラブの特徴
○素材
軟鉄鍛造
アイアンという名前からもわかるように鉄でヘッドが作られています。「軟らかい鉄」のとおり、打った感触がいいのがこのタイプです。球がくっつくような打感でプロや上級者など、球をコントロールする人にはやはり軟鉄鍛造が一番でしょう。
加えて、ライ角やフェース向きなど細かい調整ができるというのも良いところです。値段は高いですが、じっくりと使い込んで自分に合ったアイアンにしていくという楽しみもあります。
ステンレスロストワックス
一番多く出回っているタイプのアイアンです。軟鉄鍛造に比べて打感は落ちますが、安いので、初心者の方やアベレージゴルファー向けと言えるでしょう。このタイプは買ったあとの調整はできないので、買う際にはライ角などを調べて自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
その他
最近ではアイアンにもチタンが使われるようになりました。フェース部分にチタンを使ったものや、ベリリウムカッパーとチタンを組み合わせたもの、マレージングを使ったものなどいろいろなタイプが出ています。
○仕様
アイアンの番手が大きくなるに従って、ロフト角が大きくなるように作られています。参考までにあるメーカーの例をご紹介しましょう。
例1
2番アイアン 19.5°
3番アイアン 22.0°
4番アイアン 25.0°
5番アイアン 28.5°
6番アイアン 32.0°
7番アイアン 36.0°
8番アイアン 40.0°
9番アイアン 44.0°
例2
2番アイアン 18°
3番アイアン 20°
4番アイアン 23°
5番アイアン 26°
6番アイアン 29°
7番アイアン 33°
8番アイアン 37°
9番アイアン 41°
これは同じメーカーの商品ですが、だいぶ違いがありますね。7番アイアンで比べると3°の違いがあります。3°というとだいたい1番手は違うことになります。
最近では、このようにロフトを立て気味にした商品が目立つようになりました。「飛ぶ」という言葉に弱いユーザー向けに考えられたのでしょう。同じ番手でもロフトが立っているわけですから、飛ぶのはあたりまえです。ですから、よく腕自慢のひとつとして、○番アイアンで○ヤード飛ぶなんてことが言われますがあてになりません。大事なことは自分の飛距離を正確につかんでいること、常に同じ距離を打てるようにすることです。
シャフト
シャフトについては、スチールとカーボンに分けられます。スチールシャフトの方はダイナミックゴールドかライフルが使われることが多く、カーボンは各メーカーで様々なものがあります。好みもありますが、スチールはカーボンに比べて重いので、ある程度のパワーが必要です。逆にカーボンは軽いので非力な方でも楽に振ることが出来ます。ただし、値段についてはカーボンは高く、スチールは安くなっています。
カーボンシャフト スチールシャフト
ヘッド形状
以前、プロモデルはマッスルバック、一般ゴルファーはキャビティバックというようなことが言われていましたが、最近ではプロもキャビティタイプのクラブを使用するようになりました。ですから外見だけではそのクラブがスイートスポットの広いアベレージ向けのクラブなのかわからなくなっています。商品開発の激化でいろいろな商品が出てくるのはいいのですが、ユーザーというはしっかりと勉強し、信頼できるショップに相談するなどして自分に合ったクラブを選ぶようにしたいですね。
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キャビティバック
バックフェース部分が深く彫られています。スイートスポットを広くする効果があります。形状については様々な形があリます。 |
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マッスルバック
バックフェース部分に彫りがありません。コンベンショナルタイプとも呼ばれます。一般的にスイートスポットは狭く、プロや上級者向けです。 |
ライ角
ライ角とは、ネックからソールにかけての角度のことで、通常クラブをアドレスした時にトウの部分に10円玉が1枚入るくらい(1〜2ミリ)浮いている状態がベストといわれています。人はそれぞれ身長が高かったり低かったり、手が長かったり短かったりいろいろ差があります。スイングによっても違いがありますので、その人に合ったライ角のクラブを選ぶことが大切です。
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左がベストな状態のライ角。トウの部分のすき間(浮き)が大きければアップライト、すき間がなく、ネック部分が浮くようであればフラットと言える。 |
2)打つときのポイント
○ボールの位置
ロングアイアンからショートアイアンまで「左足かかとの内側の線上」というボールの位置は基本的に同じです。ただ、番手が大きくなるにつれてスタンス幅を狭くします。その結果スイング軸もボール側に寄っていくので、左足かかと線上でも真ん中に近づくように感じられるのです。
スタンスを狭くし、ボールに近く構えるとスイングがアップライトになります。その結果、スイングアークの最下点の前でボールをとらえることになります。ボールの前方の芝が削り取られる(ターフ)のはそのためです。
○リズム
基本のスイングは一つで、ただロフトの違うクラブを振ることによって距離に変化が出るということです。ですから、アイアンは一定のリズムを保ってどの番手のクラブを持っても同じように振ることができるようにしましょう。アイアンは飛ばすクラブではありません。日頃の練習で、自分の飛距離をしっかり把握しておくようにしましょう。
2000年10月11日
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