INDEX
あなたなら、どうする?
1.ゴルフコースの構成
2.ウォーターハザード
3.障害物
4.アンプレヤブル
5.実力テスト1
6.暫定球
7.カジュアルウォーター
8.ドロップ
9.雨で大変!?
10.アンラッキーな結果に・・
11.省略したら・・・
12.あれクラブの数が・・・
13.携帯品
14.当たっちゃった!
15.ホールに近づいたら
16.ボールが動いたら
17.同じところに・・・
18.松ボックリで練習!?
19.あとひと転がり
20.バンカーにうんざり
21.親切が仇
22.ピンを抜いたら
23.パターが曲がった!?
24.ボールが同じ
25.バンカーの日
26.マーカーが同じ
27.キャディさん、ごめんね
28.練習はほどほどに・・・
29.グリーン上の水たまり
30.もみじの水滴
31.夕日がまぶしい
32.OB杭と共に・・・
33.ニアピンはどちら?
34.水きりショット
35.どっちを選ぶ?
36.グリーンの修理
37.キャディさんの足元
38.実力テスト2
39.抜ける?抜けない?
40.あれ?マークがない!
41.6インチプレース
42.誤球
43.2008年ルール改正(1)
44.2008年ルール改正(2)

あなたなら、どうする?〜キャディさん、どこから打つの?〜

35.どっちを選ぶ?

3月にしては暖かい日曜日、Aさんは月例競技に参加していました。 気温も高く、4月上旬の陽気とのことで、いよいよゴルフシーズン到来。Aさんは気合い十分で今日のプレーに臨んでいました。

4番のショートホールでのことです。160ヤードのややアゲンスト。Aさんは6番アイアンで打つか、5番アイアンで打つか悩んでいました。1人目、2人目とナイスオンが続き、いよいよどっちにしようかと迷っていました。

そこでAさん、ちょっと同伴競技者のキャディバッグを覗き込んで見ました。1人目は6番アイアン、2人目は5番アイアン、3人目は・・・。

3人目のキャディバッグのクラブの上に汗拭きタオルがかかっていて見えません。
そこでAさんは「ちょっと失礼」とそのタオルを取って、クラブを見てみました。6番アイアンか・・・
うーん、よしっ。6番アイアンで行こう!と決心し、Aさんはティグラウンドへ向かいました。

そこで3人目の同伴競技者のBさんは、「ちょっと待った!そんなことしていいの?」と一言。
「キャディさん、どうしたらいいの?」

規則8 アドバイス、プレーの線の指示
定義
(定義3)「アドバイス」は、プレーヤーの(イ)プレー上の決断や、(ロ)クラブの選択、(ハ)ストロークの方法に影響を与えるような助言や示唆をいう。  規則や公知の事実(例えばハザードの位置やパッティンググリーン上の旗竿の位置など)についての情報は、アドバイスではない。

規則8−1 アドバイス
正規のラウンド中、プレーヤーは、自分のパートナーを除き、競技に参加している人には誰にもアドバイスを与えてはならないが、自分のキャディおよびパートナーとそのキャディだけにはアドバイスを求めることができる。

Aさん、「どうして?観察しただけですよ」
Aさんは、クラブを選択する前にその参考にするために、同伴者に使用クラブを聞くといった行為はアドバイスにあたり、2罰打の付加となるということは知っていたし、他のプレーヤーのキャディバッグをのぞいて使用クラブを確かめるという行為がアドバイスではなく観察であり、ペナルティにならないことも知っていたのです。

しかし、見れば自然と目に入ってしまう情報はアドバイスとは言えず無罰ですが、実際にAさんが行った行為は、プレーヤーが自ら動いてそのような情報を得ようとしたものであって、そのような行為は禁止されています。
従って規則8−1の違反となり、2罰打が付加されます。

結局、Aさんは6番アイアンを使ってグリーンオンして、2パットでしたが、2罰打付加でダブルボギーとなってしまいました。これなら5番アイアンで、もしオーバーしてもアプローチで寄せればパーもありえたわけで、どちらにしても状況判断や攻略法の選択はゴルファー自身が行っていかなければならないことですね。他人のクラブ選択が気になる気持ちもわかりますが、あくまでも参考にとどめてほどほどに・・・。

2002年3月10日